WD My Passport SSD × 大畠雅人

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大畠雅人がオリジナルフィギュアに込める想いと
それを守る、SSDという選択肢

Text & Interview:SCULPTORS編集部
Photo:岡本麻衣

※本記事は『SCULPTORS06(2022年2月発売)からの転載となります。

デザインのないものをゼロから作り上げていく、オリジナルフィギュア。
大畠さんは美術大学を卒後後、商業原型師としてキャリアをスタートし、31歳で独立してオリジナルブランドを立ち上げました。いまでは世界中にファンのいる「survival」シリーズ、中国マナスモデルから商品として発売されているオリジナルフィギュアの「百鬼夜行」シリーズなどで世界観を確立し、若手アーティストとして注目されています。

 

僕はもともと商業原型師として働きながら、ワンダーフェスティバルに版権ものの美少女フィギュアを作って出していました。それが当時の流れとしては当たり前で、オリジナルフィギュアを作る人はあまりいなかったんですが、会社の中でひとりだけ「俺はオリジナルフィギュアを作る」という先輩がいて。すごく上手い人で、かっこいいな、僕もやろうと思ったのが最初のきっかけです。

そもそもオリジナルフィギュアを作ろうと思った時に「何を作るのか」というのをみなさん考えると思うんですが、僕も最初は何を作ればいいかわからなかった。美大を卒業して絵を描いていたんですが、そのあとちょっと演劇をしたりして食えなくてバイトしてフラフラしていて、生き方を悩んでいた時に造形というものに出会ったので、10代からワンフェスに出て造形畑にいる人たちに比べて新人だった。でも、それが逆に強みになるかなと思って。ワンフェスに出てみて外側の人として傾向が見えたんです。「ああいうのは多いけど、こういうのは全然ないな」と客観的な視点で見れたので、そこを狙いつつ自分が好きなフィギュアを作り始めたら注目してもらえて、少しずつお仕事が増えていったという感じです。

「survival」シリーズのガレージキットを初めて出した時、まだTwitterのフォロワーも300人くらいだったんですけど、貞本義行先生が買ってくださったというのをあとから知ってすごくびっくりしました。『GANTZ』の奥浩哉先生もよく僕のフィギュアを買ってくださっていて、お客様には漫画家の方が多いかもしれないです。

僕のオリジナル作品はダークなイメージがあると言われますが、「それが好きだから……」としか言えないです(笑)。自分の深いところにある部分に共感してほしいという思いがあるので、たくさんの人に向けて広く浅くというよりは、狭く深く、自分の好きなものをとことんつきつめて余分なものを切り落としていくような。心臓を切り出していくような引き算ができればいいなと思っています。

 


オリジナル作品(上)と商業原型(下)。世界でたったひとつしかない造形物がずらっと並ぶ、圧巻の一角。

 

制作過程は、ペイント以外フルデジタル。デザイン段階からZBrushで思考し、3Dプリンタも新製品をほとんど試すというガジェット・マニアな大畠さんが、最近注目している記録メディアについて伺ってみました。

 

僕は、デスクトップタイプのハードディスク(HDD)2台と、ポータブルタイプのHDDを1台、普段から使っていました。大きさや複雑さにもよりますが、1体の造形には数ヶ月かかります。なかでもオリジナル作品では制作期間の9割が構想で、この時間をとても大切にしています。自分の深いところにあるアイデアを何パターンも出した後、いらないものを引いていき、芯だけになったらまたアイデアを足して、の繰り返し。そうやって何時間も苦しんで産み出したデザインを、PCのモニタ上で造形していくわけです。デジタル原型は3Dプリンタで出力するまでデータの中にしか形がないので、それが消えてしまうというのが一番恐ろしいこと。特にオリジナルフィギュアは、もともとのデザイン設定がないので、構想段階における試行錯誤の途中でもバックアップは重要です。

今はクラウドひとつとデスクトップHDD2台、同じデータを3箇所に保存しているのですが、バックアップは多ければ多いほどいい。でも、そうなると結局どんどん大きいデスクトップHDDが増えていって、それが積み重なっていくのが結構ストレスになるんです。そんななか出会ったのが、My Passport SSDでした。とても小さいくせに、4TBまで容量ラインナップがあり、なんといっても転送速度がものすごく速い。バックアップのうちひとつは確実にこれにしたいなと。小さければ常にそばに置いておけますし、クラウド以外の物理的な記録メディアって決まった場所に据え置いておくことが多いので、結局3つに分けて保存していても、地震や火事などでいっぺんに壊れたら終わりです。持ち運びしやすいことによってその点を回避できる。

スマホより小さいので、打ち合わせには常に持参可能。最大2mからの落下に耐える強度があり、ポケットに入れても安心。

 

また、3Dスキャンをする際は、スキャンしたデータをノートPC内に保存したあと、ポータブルHDDにコピーして別の作業用PCに移し替えていました。その際にもMy Passport SSDはぴったりで、データ移行のスピードが速い!もともと使っていたポータブルHDDは、重いしかさばるし、データ移行が遅くて。でも重たいデータを扱う仕事だし、ストレージってそれが当たり前だと思っていました。もっと早くMy Passport SSDに出会いたかったです(笑)。

仕事や取材で客先や海外に行く場合、今までは必要なデータだけをわざわざピックアップして持っていっていたのですが、My Passport SSDはデータ移行が速く、大きさも重さも名刺入れぐらいしかないのに容量的にも余裕があるのでバックアップデータをまるごと持っていけるなと。「あのデータを持ってくるのを忘れた」とか、現場で急に「この前のあの作品のような~」と言われた時に用意していない、ということがなくなります。デザイン過程も過去作品もどさっと入れてそのまま持っていければ、どんな時にも対応できるので便利です。デザインもシンプルだけど主張があって、デスクの上で合わないものがない。今ってどんどん「減らしていく」デザインが主流ですが、シンプルなデザインながら、流線形で個性を出しているのは逆にいいですね。


スキャナ、ノートPC、ターンテーブルなど持ち運ぶものが多い3Dスキャン作業。複雑な形状のスキャンデータなどでも、My Passport SSDを使えばデータサイズを気にせず瞬時にデータ移行が可能。

1日8時間、多いときは12時間も造形をしているという大畠さん。
バックアップやデータコピーの作業にあてる時間の短縮は、それだけ濃密な創作活動に集中できるということ。My Passport SSDは、造形人生に寄り添うよき相棒と呼べるかもしれません。

 

PROFILE

大畠雅人(おおはた・まさと)

1985年生まれ、千葉県出身。武蔵野美術大学油画科版画コース卒業。2013年株式会社エムアイシー入社。デジタル原型チームに所属し、数々の商業原型を手掛ける。2015年のワンダーフェスティバルで初のオリジナル造形「contagion girl」を発表。翌年冬のワンダーフェスティバルで発表したオリジナル2作目の「survival01:Killer」は豆魚雷AAC(アメージングアーティストコレクション)第7弾に選出される。ワンダーフェスティバル2018上海プレステージでは日本人招待作家に選出。現在はフリーランス原型師として活躍中。

【スカルプターズ・データベース】魔のある世界観とリアル造形 大畠雅人

 

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製品情報


大畠さんが愛用するのはゴールドの2TB。

WD My Passport SSD

  • 容量:500GB、1TB、2TB、4TB(グレーのみ)
  • カラー:グレー、ブルー、レッド、ゴールド、シルバー
  • インターフェイス:USB 3.2 Gen 2
  • サイズ(LxWxH):100.08mm x 55.12mm x 8.89mm

※ 読み出し速度は最大1050MB/秒、書き込み速度は最大1000MB/秒。