【第1回】石長櫻子/植物少女園「深淵の花嫁」造形メイキング〜粘土原型、荒盛り〜

石長櫻子/植物少女園氏の「深淵の花嫁」粘土造形テクニック。今回は荒盛りを解説。原型制作に使用するツールと材料も紹介します。
※本記事は『AUFHEBEN 石長櫻子/植物少女園作品集』に収録されているメイキングページを抜粋して掲載しています。
Tool&Meterials
左からカッター、替え刃(30度鋭角刃)、自作スパチュラ、千枚通しのようなもの、ニッパー

左からピンバイス(2.0mm、1.5mm、1.0mm、0.5mm)、やすり掛けスティック、両面テープの貼り付けた紙やすり(タミヤフィニッシングペーパー180番、400番)、ピンセット、彫刻刀(丸刀、平刀3.5mm、2.4mm、1.0mm)、ダイヤモンドヤスリ(自作改造品、ダイヤフィニッシュ#200、#400、#600)、ラジオペンチ

+写真にはないが手芸用のワイヤー
STEP1 荒盛り
1.ニューファンドで芯を作り、ざっくり形出しをします。上半身は細めで腰が広いバランスが好きなので、胸部は狭く骨盤辺りは大きめにしておきます。横から見た時にS字を描いていると綺麗なのでお尻とお腹でラインを作ります。
2.柔らかい状態だと作りづらいので、1日放置していったん乾かします。
3.各パーツをつなげてポーズを決めていきます。つなぐ際は瞬間接着剤で軽く止めて、ファンドを盛ります。強度が必要な時はつまようじを入れてつないだりします。後からポーズ変更などで切る時に邪魔になるので、中に針金は入れません。
4.頭部も中に芯は入れず、ファンドを丸めておきます。目の位置はだいたい真ん中くらいで、斜めから見た時にリアル寄りではなく、二次元作品寄りのラインになるように額と顎のラインを作っていきます。
5.固まってから目や鼻、口などを作り込んでいきますが、最初は利き手と反対側から作ると手で隠れないのでやりやすいです(右利きなら向かって左側から)。耳を先に簡単にでも作っておくと、顎のラインを作る目安になり、顔の輪郭が作りやすくなります。
Profile
石長櫻子/植物少女園
2003年から海洋堂主催の造形の祭典「ワンダーフェスティバル」に参加し、本格的に造形をスタート。2006年、ワンダーショウケース(第14期34番)に選出され、2007年より商業造形を手掛ける。主な作品に「Fate/Grand Order アヴェンジャー/ジャンヌ・ダルク[オルタ]昏き焔を纏いし竜の魔女」、「ブラック★ロックシューター inexhausible Ver.」、「ワールドイズマイン 2024ver.」(現在制作中)など。一方でワンフェスにも参加をつづけ、創作作品を発表している。2023年に初の作品集『アウフヘーベン 石長櫻子/植物少女園作品集』(ボーンデジタル)を刊行。
Webサイト:https://shokuen.com/
書籍情報
『AUFHEBEN 石長櫻子/植物少女園作品集』
2023年11月20日発売
192ページ
定価:本体3,200円+税
発売・発行:ボーンデジタル












