東アジア圏のスカルプターを紹介するこのコーナー、第3回目は韓国のBlitzwayの原型師、Rainmanについて少し詳しく紹介します。
2015年に発表した1/6 RAINMAN DRACULA BLUE。映画『ドラキュラ』(1992)より、ゲイリー・オールドマン演じるドラキュラ伯爵をフィギュア化した。
テキスト・寅
Blitzwayのメイン原型師、Rainmanがフィギュアを作り始めたのは他の人より遅かった。
もともとは親戚の木工所で働いていて、雑誌のコンテストで大賞をとってから、徐々にフィギュアを仕事とし始めた。
スケジュールを守って完成させるため、業界では信用してプロジェクトを頼めると評判が上がっていく。
最初はすべて粘土原型だったが、他の人よりも早い段階で3Dを学び、最近は粘土原型とCG原型をミックスさせてフィギュアを作るようになった。
Blitzwayで本格的に仕事をし始めてからは、基本的に映画の 1/6サイズフィギュアと、女性ドールフィギュアを手がけている。
BlitzwayのMarilyn Monroe
仕事の完成度が高くて手が早いため、一緒に仕事をしたフィギュアの衣装チームからも、有名な衣装作家が多く出ている。TORIBOXもその流れで一緒に仕事をしてた衣装作家だ。
EVA Special Limit Versionは10セット限定で2019年に発売された。
仕事以外もいつも新しいことにチャレンジをしていて、英語もある日突然勉強をはじめ、今では海外のコレクターと普通に英会話が出来るようになった。趣味は写真とオートバイ。週末にフィキュア教室も開催している。
ブログ: https://blog.naver.com/art1690
PROFILE
寅(とら)
韓国出身、ロサンゼルス在住のフィギュア制作者&コレクター。