2021.11.14

サンダート流・物語る手の描き方 12【正面を向いた拳】

新進気鋭のイラストレーター・サンダートの独自の魅力を持った「手」

造形家にとってもイラストレーターにとっても常に大きな課題となるのが“手”の描き方。

ここでは誰よりもドラマティックな手を描くイラストレーター、サンダートさん @TORINIKU_333 の独自の手の描き方をご紹介!

絶妙なポージングや立体感の捉え方、造形にも生かせるヒントが満載です。

今回の資料写真と完成したイラストはこちら!!

(クリックorタップで拡大)

今回のポイント

作画工程

ラフ

後で修正をしていきますが、大体の位置で関節のアタリを取ります。無意識に指を均等に描いてしまうためです。

指の太さが一定で不自然なので、根本から関節にかけて太くなるように書き直しました。

線画

指の付け根がひらがなの「へ」の字のような角度になります。

人差し指の線をぼこぼこさせているのは、指の側面にあるシワを表現しています。

人差し指の第2関節です。

色塗り

人差し指の影で手前に出ていることを表現。

影のキワに明るい色を入れます。

背景色にした線画を部分的に黒に戻しているのは、線がすべて同じ色だと指がぼやけてしまうからです。

完成!