【アメコミトイ小話vol.8】可愛い顔した大食いモンスター!キング・シャーク

(文・写真:あきさか)

皆さん、公開中の映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』はご覧になりましたでしょうか?

自分も先週見に行ったのですがジェームズ・ガン監督によって描かれた映画はとてもポップで、グロくて楽しい作品になっていましたね(いったいこの映画は何人の人間が死んだのでしょうか……)。

その中でも特にキュートなキャラ、シルヴェスター・スタローンが演じていたキング・シャーク。映画公開前からこのフィギュアがほしいなと思っていた矢先、以前にも紹介したDCマルチバースからこの映画のフィギュアが出ることが発表されました。

さっそくページを見てみるとキング・シャークはビルドパーツ!(他4キャラのフィギュアそれぞれにパーツが入っていてそれを集めることで1体のフィギュアに。大体でかいキャラはそれに選ばれやすい)

……とのことでガックシ来てたらなんとそれとは別に1体としてもでるとのこと!!これは買わねばと思ってたのもつかの間、いつの間にか各ネットショップを覗くと受付終了

高円寺にあるおもちゃ屋さん、豆魚雷さんのページを見ると抽選販売の文字!一発のぞみをかけて応募してみるも落選の二文字!

もう手に入らないか〜諦めて4体買って組み立てるか〜なんて思っていたしばらくあと。

秋葉原にあるガリンペイロさんのツイッターで唐突に入荷

 

仕事中でしたが迷わず即購入!ようやく手に入れることができました、ありがとうガリンペイロさん!

というわけで届いたのがこちら!

で、でかい!右においてあるのはNECAから出た『Frankenstein/ フランケンシュタイン』の7インチフィギュアなのですが、箱がとにかく大きい。

DCマルチバースのバットマンとも並べてみるもでかい。

これは開けるのが楽しみ……ということで早速開封。

紹介写真もかわいいぜ。

でかい!かわいい!

このサメ×休日のお父さんという独特の組み合わせによって生み出された謎のかわいいはなんでしょうか。そもそもコミックではムキムキのサメ人間だったのが、映画ではなぜこのようなフォルムになったのでしょうか。

可動は少ないものの、可動する部分は曲げると一緒に回転するので表情豊かなシルエットが作ることができますね。

しかしながら下半身の可動はほぼ皆無。膝が回転できる程度。いや動いてもって部分でもあるので気にならないところですが、なぜか足は足先まで可動が確保されています。

付属品は食いかけでしょうか、足と腕が付属!

正直映画中盤でしゃぶっていた頭蓋骨もほしかったところですが、キング・シャークのチャームアイテムとして十分活用できます!

そしてなんと今回はカードに台座も付属してます。ちょっとリッチな仕様。

見かけたらマストで買うべきアイテムでした!

『スーサイド・スクワッド:バッド・ブラッド』

今回紹介したいアメコミは映画公開に合わせて翻訳版が販売された『スーサイド・スクワッド:バッド・ブラッド』。

TM & ©️ 2021 DC. All Rights Reserved.

本書はここで初登場のキャラが多く、一冊で完結していることもあり、普段アメコミを読まない人でもとっつきやすい作品となっています。

ストーリーは、タスクフォースXことスーサイド・スクワッドがテロリスト集団“レボリューショナリーズ”の討伐を依頼されるところから始まります。

しかしその任務は裏があり、2つのチームの生き残りで新たなチームを作り上げることとなります。

そしてもともと敵同士だったヴィランたちが裏で操る真の敵を倒すため戦う!といったストーリー。

映画と同じくとにかくユーモラスで爽快なコミックになっている本作、いろんな人種に性格のキャラが入り乱れているのがまず魅力の一つじゃないでしょうか。

しかしながらスーサイド・スクワッド、容赦なくキャラクターが死んでいきます。なんなら仲間割れで死ぬキャラクターもいます。誰が生き残るのか予想しながら読むのも楽しいかもしれません。

映画同様どんどん引き込まれていくストーリーになっているので、11話と大ボリュームではあるのですがあっという間に読み終わってしまいます。

 

映画のポスターの下にも「コミックはコミックショップで手に入れよう!」って書いてますし、映画を楽しんだ人は是非オススメできるコミックです!

書誌情報

作:トム・テイラー
画:ブルーノ・レドンド他
訳者:内藤 真代
仕様:B5判変・並製・288頁・本文4C
定価:3,520円(10%税込)
発売予定日:2021年07月27日
ISBN:9784796878524

あらすじ

タスクフォースX。またの名をスーサイド・スクワッド。彼らは減刑を条件に米政府の汚れ仕事を担う、スーパーヴィランによる隠密部隊だ。スーパーテロリスト集団“レボリューショナリーズ”を討伐する任務を与えられたスーサイド・スクワッドの面々は、激しい戦闘の中で次々に命を落としていく。実はこの作戦の真の目的は、戦いを生き残ったメンバーで新たなチームを作り上げることだった……。