神々に抗い、故郷を目指す男の壮絶な戦い――クリストファー・ノーラン監督『オデュッセイア』が2026年9月11日(金)より日本公開! 大画面から押し寄せる圧倒的な映像と音を、ぜひ映画館で体感せよ。

アガメムノンの開門シーンに鳥肌! 『オデュッセイア』はノーラン史上屈指の「戦いの映画」だ。2800年前の冒険譚を原典とした最新作は、アカデミー賞監督の進化形であった!
テキスト:幕田けいた
全編IMAX®で全スタッフが緊張
メガヒット作品を次々に手がけるクリストファー・ノーラン監督が、オスカーに輝く『オッペンハイマー』に続いて手掛けるのは、20年越しの映像化念願作『オデュッセイア』だ。世界では『ダークナイト』シリーズを超え、ノーラン監督作品史上1位の興収を記録。IMAX®歴代興収でも1位となった。日本では、9/4よりIMAX先行上映が62館で公開され、9/4-6の興行収入が1億1561万8060円/動員数5万818人。同様に開催された、6/5-7『Michael/マイケル』のIMAX先行上映の成績(興行収入1億382万5600円/動員数4万3386人)を超えた。
『オデュッセイア』は、およそ2800年前に書かれたホメロスの英雄譚を原典としたエンターテインメント超大作。
島国イタケの王オデュッセウスは、神への供物を偽った「トロイの木馬」作戦を成功させ、10年も続いたトロイア戦争を終結させた。しかし、自国への旅路の途中立ち寄った島で、一つ目の人食い巨人キュクロプスの目を潰したことで、その父親である海神ポセイドンの怒りを買い大海を彷徨うことになる。イタケ王妃ペネロペは10年もの間、消息を絶ったオデュッセウスを待ち続けていたが、王位継承のための跡目争いが起きようとしていた……。
すべてのエンタメの原点の一つとされる物語に挑んだノーラン監督は、紀元前の世界を6カ国におよぶ壮大なロケーションを慣行。キャストには、マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤら主演級オールスターが集結した。
『オデュッセイア』は、映画史上初の全編IMAX®によって撮影された作品だ。IMAX®は世界最高峰の高解像度のカメラ、フィルムフォーマット、および、その上映システム。ノーラン監督は、経済効率の面からデジタル撮影が主流となっている映画界で、徹底したアナログ・フィルム主義を貫いているクリエイターだが、『ダークナイト』でアクションには不向きといわれる大型カメラのIMAXを初めて長編映画に使用。上映時間中約30分がIMAX®カメラで撮影され、その最中、世界で4台しかなかったカメラを壊してしまったという逸話も。クレジットの「デヴィッド・キーリーに捧ぐ」は、ノーラン監督の友人でIMAX®社の最高品質責任者であり、『オデュッセイア』のフッテージの現像とIMAX®プリント監修を最期に亡くなったエンジニア、故キーリー氏への献辞である。
衣装の繊維の質や染色までくっきり映り込んでしまうIMAX®は、あらゆるプロダクション部門や撮影現場のスタッフを緊張させただけでなく、当然、俳優陣の演技の端々まで影響。撮影中の演技への集中力を倍加させたという。
3本目の戦争映画なのだ
ここで『オデュッセイア』の見どころを上げてみよう。
これまで映画史的にはレイ・ハリーハウゼン作品を代表とするギリシャ神話をテーマにした冒険映画のマスターピースがあったが、『オデュッセイア』は単なるファンタジー映画ではなく、歴史と神話がまだ未分化だった混沌時代そのものを描くというアプローチだった。冒頭のトロイア戦争の殺戮のリアリティと同等に、キュクロプス、魔女キルケ、海の怪物スキュラ、鎧の巨人、黄泉の世界の死者たちといった神話上のキャラクターを創造したのだ。実はノーラン監督作品では、空想上の怪物が登場するのは初。キュクロプスは、パペットやアニマトロニクス、そしてCGを組み合わされて誕生し、その動きは『インターステラー』ではロボットTARSの声優も務めたビル・アーウィンが担当している。
ただキュクロプスは単純な怪物ではなく、なぜ父親のポセイドンが彼を遠ざけ、孤独に暮らさざるを得ないかの背景を、分かりやすい醜悪なデザインだけで表現しているのが驚かされる。怪物に個性や感情を与えることで、さらに恐ろしい怪物になるーーそのサジェスチョンをノーラン監督に与えたのは、盟友ギレルモ・デル・トロ監督だったという。
また扱っているテーマも興味深い。これまでノーラン監督は『ダンケルク』『オッペンハイマー』という2本の戦争映画を発表しているが、そこでは「なぜ、ここに至ってしまったのか」という絶望的なテーマを扱っていた。『オデュッセイア』でも同じテーマを扱い、神を上位にいただいた人間同士の信頼が、戦争によってもろくも崩れ去る瞬間を描いている。その意味では、本作はノーラン監督の3本目の戦争映画なのであろう。
ただし本作では、イタケ王オデュッセウスが故郷へ帰還したのちのエピソードも描かれ、未来に向けての安寧の予感と、ささやかな希望が匂わせられる。『オデュッセイア』は従来のこだわりだけでなく、ノーラン監督作品の進化形を見ることができるのだ。
【限定特典あり】クリストファー・ノーラン監督最新作「 オデュッセイア」の9月11日公開に合わせて、 早くも舞台裏を解き明かす究極の公式メイキングブックが発売決定!
オデュッセイア クリストファー・ノーランの映画制作現場
2026年、最も期待される映画のひとつ『オデュッセイア』。その舞台裏に迫り、作品の秘密を解き明かす独占メイキングブック。
『オデュッセイア クリストファー・ノーランの映画制作現場』は、クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』の制作過程を、脚本からスクリーンに映し出されるまで丹念にたどる一冊。クリストファー・ノーラン監督をはじめ、キャストやスタッフへの独占インタビューに加え、撮影現場の写真、コンセプトアート、リサーチ資料など、貴重なビジュアルを豊富に収録している。
映画『オデュッセイア』9月11日公開
【INTRODUCTION】
トロイア戦争の終結後、イタケの王、オデュッセウスは、家族の待つ故郷へ帰還を目指す。しかし彼の前には、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる──。「必ず、帰る。」マット・デイモン演じるトロイア戦争の英雄オデュッセウスの10年に及ぶ壮大な故郷への帰還の旅、圧巻の映像美でお届けする愛と勇気の物語。かつてない映画体験―これは観る映画ではない。あなたがオデュッセウスと共に“帰るべき場所”を問う究極の旅だ。
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
ホメロス「オデュッセイア」に基づく
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
エグゼクティブプロデューサー:トーマス・ヘイスリップ
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
プロダクションデザイン:ルース・デ・ヨンク
編集:ジェニファー・レイム
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
VFXスーパーバイザー:アンドリュー・ジャクソン
特殊効果スーパーバイザー:スコット・R・フィッシャー
衣装デザイン:エレン・マイロニック
出演:マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
IMAX®先行上映中
9月11日(金)2D、IMAX®、Dolby Cinema®、4DX、MX4D®、35mmにて公開
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photo by Melinda Sue Gordon © Universal Studios. All Rights Reserved.








