\放送前最速/ぴえろ魔法少女シリーズ新作『魔法の姉妹ルルットリリィ』インタビュー!監督の道解慎太郎氏にお聞きする制作秘話【スカルプターズ・ムービー】

テキスト:スカルプターズ・ラボ編集部 取材協力:幕田けいた
令和に新生したスタジオぴえろの『魔法の姉妹ルルットリリィ』。4月5日(日)に、楽しい新冒険がスタートする!
かつてアニメシーンを席巻していた、スタジオぴえろの魔法少女シリーズが28年ぶりに復活!新生した『魔法の姉妹ルルットリリィ』は、シリーズを踏襲し、ジャンルの原点に立ち返った「戦わない」魔法少女だ。人間ドラマに定評のある、ぴえろ魔法少女シリーズは、どんな新冒険を見せてくれるのか。監督の道解慎太郎氏に、その裏側をお聞きした!
『魔法の姉妹ルルットリリィ』
STORY
野々山(ののやま) 風(ふう)は夏休みが待ち遠しい無邪気な小学生。
野々山(ののやま) 流(るい)は控えめだけど頑張り屋さんの中学生。
むかしは仲良し姉妹だったふたりも、最近、心の距離がなんだか遠くて……。
ある日、風は不思議な宇宙船に出会い、魔法の力を授かる。
そして一方で流もまた、素敵な魔法の力を手にしていた。
あこがれていた大人の姿に変身する風と流。
ただし、ルールがふたつ。
「期限は1年間」、「魔法のことを誰にも知られてはいけない」。
やがてふたりはお互いの秘密を知らぬまま、
それぞれアイドルとして活躍することに――!
PROFILE
道解慎太郎(どうげ・しんたろう)
『魔法の姉妹ルルットリリィ』監督・キャラクター原案。
代表作に『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』(副監督)、『ブラッククローバー』第3クールED(演出・作画)など。
INTERVIEW 道解慎太郎(監督・キャラクター原案)
——28年ぶりのぴえろ魔法少女シリーズの新作ということで、監督就任までの経緯をお聞かせください。
道解慎太郎(以下、道解):以前にスタジオぴえろの別作品に携わっていまして、そこから今回のプロデューサーの小松さんにお声がけいただきました。お昼ご飯を食べている時に「君に監督の話がある」と電話がかかってきまして、話を聞いたらこんなに大きな話で驚きました。はじめは「僕でいいのかな」と思ったんですけど(笑)。関係者の方といろいろ話していくと、28年ぶりというやる気や熱気をすごく感じて、頑張ろう!と思いました。
——プレッシャーも大きかったのではないでしょうか。
道解:胃が痛くなったりしました(笑)。病院に行ったのに、なんともないという状況でしたが(笑)。
——今作は「姉妹で魔法少女」というのが特徴ですが、姉妹設定で何を描こうとされたのでしょうか。
道解:どう面白くするかを考えた時に、二重性に着目しました。姉妹でいる時の関係性と、変身してからの関係性とでは変化がある。それは自分もそうです。会社にいる時と友達と遊んでいる時とでは、性格がちょっと変わったりするんですね。そういう部分を「変身」になぞらえて、より具体的にやれると面白いんじゃないかと思っています。
——具体的に、魔法少女の時と姉妹でいる時の違いはなんでしょうか。
道解:魔法少女になる前の姉妹はややぎこちないです。昔は仲が良かったんだけど、今はお互いの道ができつつある。そういうぎこちなさを抱えつつ、変身して別の世界に触れていきます。魔法少女としての経験が、日常にも反映されるという構造になればいいなと思います。
——2人は変身後、アイドルとして活動します。今作における「歌」の重要性とは?
道解:「自分を表現する」ことの一つが歌ですね。偶然この子たちは歌が好きで、変身した時に、やりたいことを歌で表現したんだと思います。魔法を使って何かをする時に、自分の「好き」だったり、やりたいなと思えることに踏み出せるといいんじゃないかということを考えました。
——歌詞や歌作りはどういう風に進められたのでしょうか。
道解:基本的にはイメージをお伝えして、プロの方に書いてもらっています。ドラマの展開と歌詞をリンクさせるため、「キャラクターは今こういう状況に立っています」とか、「このような状態なので、そこを大事にしていただきたい」というイメージをお伝えして発注します。でもちょっと飛躍があったほうが面白いので、そのイメージを前提に「いい感じで」お願いしていますね。
——歌のジャンルや曲調は、それぞれテイストが違うんでしょうか。
道解:2人が歌う最初の2曲は意識的に分かれています。そこから一緒に歌っていって融合していく感じです。アイドルになって何かを目指すことを一番の目標にはならないようにしていますが、飛躍はさせるつもりです。魔法で生活が便利になるというだけだと、ちょっと物足りないですから。「アイドルになって魔法を使う」だけではないというところを見せていきたいです。
——『魔法の天使クリィミーマミ』やぴえろ魔法少女シリーズ好きのファンに通じる演出はありますか。
道解:あるかも……しれない? 「うぐいす」と「あずき」というマスコットキャラクターは昔の「ネガ」と「ポジ」を踏襲していたり、ビジュアルの配置に関して、少しなぞらえたりしているところはあります。世界線も、もしかしたら……(笑)。
——変身の呪文はどのように作られましたか。
道解:悩んだ末にできました(笑)。ぴえろ魔法少女シリーズの魔法の呪文はおさらいしています。完全な延長にならないよう、語感重視を心がけましたね。姉妹は性格がそれぞれ違うので、2パターンで1セットというのを意識しています。AIにアイデアをもらうという手もあったんですが、「それはやめよう」と。「みんなの夢や希望だから、呪文は人間が考えよう」と(笑)。
——マスコットキャラクターでこだわられてるポイントを教えてください。
道解:設定面では、昔のキャラよりもぼんやりしたキャラにしました。今はそんなに喋らないほうが可愛いというか、そばにいてくれるだけのほうがお互いやりやすいのかな(笑)。ビジュアルに関しては、「ネコのような生きもの」なので三毛猫っぽくデザインしたりしています。
——ステッキ造形についてはいかがでしょうか。
道解:キャラクターにそれぞれ星と月のモチーフを割り当てました。そこは『クリィミーマミ』の世界観を踏襲しています。装飾がいっぱいあるとロマンチックすぎるので、ポップな形で収めました。大きなポイントとしては、二段のアイスクリームのようなシルエットを意識しています。あとは赤いハートですね。全部パステルだとインパクトが薄いので、気合が入っているぞ!という意味で、赤いハートを真ん中に置きました。
——全体的にパステルカラーを使用している理由をお聞かせください。
道解:やはりこれも『クリィミーマミ』的な世界観です。やっぱりパステルカラーが大きな印象かなと思っていて、そこは大事にしたいです!
——声優さんはどう選ばれたのでしょうか。
道解:基本的にキャラに合うかどうかを最優先しました。ただ主役の方が高校生なので、振り返ってみるとちょっと太田貴子さん(『魔法の天使クリィミーマミ』森沢 優/クリィミーマミ役)と似たところがあったなと思います。
——監督が考える「魔法少女の本質」とは?
道解:「この魔法少女キャラが好き」というのが積み重なっていくと、気がついたら「魔法少女」そのものが大事で、我々の内にずっとあるものになっていると思います。一言で表現するのは難しいですね。
道解:今は派生して、「魔法少女だけど、会社員」みたいなメタジャンルや転生ものが流行ったりしています。今回はシンプル路線にするために、キャラクターの心情や関係値、人間ドラマの部分に注力しました。ただ、成り立たせるために「魔法があるからそういう話ができているんだ」となるようにしています。
——今、新しい魔法少女アニメを作ることにどんな意味があると思いますか。
道解:現在の魔法少女ものは、敵と戦ったり、ライバルと争って勝ち抜いていったり、欲しいものを手に入れていくのが定番になっています。でも魔法を使って何かを成し遂げるのもいいと思うんですが、魔法を使って何か楽しいことが起こるとか、友達ができたとか、そういうシンプルな記憶が見ている人にも、作中で魔法を使っている子にもずっと残っていくんじゃないかと思います。ですから、そんな記憶を作ることに一番意味があると思います。
——最後に、今作をご覧になる方へメッセージをお願いします。
道解:シンプルに、魔法があったら楽しそうだなと思ってもらいたいです。「そういえば私も僕も子供時代に、魔法を使ってたんだな」と思い返してもらいたいですね。
——ありがとうございました!
放送・配信情報
『魔法の姉妹ルルットリリィ』
4月5日(日)より分割2クールにてTVアニメ放送開始!
TOKYO MX:4月5日より毎週日曜22時30分〜
ABCテレビ:4月5日より毎週日曜24時40分〜
テレビ愛知:4月5日より毎週日曜25時20分〜
BS日テレ:4月6日より毎週月曜24時30分〜
AT-X:4月9日より毎週木曜20時30分~
※放送時間は変更になる可能性がございます。
※ABCテレビの第1話放送は24時55分からとなります。
配信情報
2026年4月5日(日)より毎週日曜 23:00~順次配信開始!
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- U-NEXT
STAFF
原作:スタジオぴえろ・バンダイナムコフィルムワークス
監督・キャラクター原案:道解慎太郎
副監督:増原光幸
シリーズ構成・脚本:柿原優子
キャラクターデザイン:鳥井なみこ/錦寛乃/袖山麻美
魔法キャラクターデザイン:山田起生
プロップデザイン:富田美文
アートディレクション:越阪部ワタル
メインアニメーター:福地和浩
美術監督:前田有紀
美術設定:伊藤瞳
色彩設計:合田沙織
CGディレクター:神谷貴浩
撮影監督:今泉秀樹
編集:重村建吾
音響監督:大寺文彦
音響効果:古谷友二
音楽:ha-j
音楽制作:バンダイナムコミュージックライブ
アニメーション制作:スタジオぴえろ
製作:ルルットリリィ製作委員会
オープニング主題歌
「Bubee」ILLIT
エンディング主題歌
「Calling」ルルットリリィ
[こんぺとリリィ(CV.橘 めい)、ましゅールル(CV.小鹿なお)]
キャスト
野々山 風&こんぺとリリィ:橘 めい
野々山 流&ましゅールル:小鹿なお
うぐいす:七海ひろき
あずき:茅野愛衣
神立塔子:和泉風花
青園せな:廣原ふう
ミーター:八乙女 光
瀬尾翔太:天﨑滉平
角谷久士:橘 龍丸
神立矢須王:杉田智和
野々山桂一:笠間 淳
野々山 汐:大原めぐみ
日の浦茉莉:遠藤 綾
公式X:@luluttolilly
公式YouTube @bandainamcofilmworks
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公式TikTok@luluttolilly
©ぴえろ・ルルットリリィ製作委員会








