【原型師INTERVIEW 】術式「簪」を発動させるシーンを再現。『呪術廻戦』釘崎野薔薇フィギュア制作インタビュー!

続編制作が決定し話題のTVアニメ『呪術廻戦』より、釘崎野薔薇の名シーンがフィギュアとなって登場!さらに、アプリ「Play AR」をダウンロードすれば、キャラクターボイス(CV瀬戸麻沙美)や迫力のARエフェクトなど追加演出を楽しめる!今回、企画・制作・販売を務めた株式会社セガさんにお話を伺いました。 

 

INTERVIEW

——企画の経緯を教えてください。

これは、タイトル、キャラクターにかかわらず共通して言えることとなりますが、S-FIREの企画として常に “オンリーワン” になりえるものを企画させていただいております。今回の企画立案におきましても同様に、他のフィギュアと異なるコンセプトで釘崎野薔薇を表現することを目指し企画立案しました。

——釘崎野薔薇について、立体化した際に意識したことを教えてください。

血塗との戦闘シーンをモチーフに術式「簪」を発動させるシーンの再現をまず意識しました。可能な限り全体の雰囲気を近づけつつ、立体化した際のバランスを考慮して、今までの釘崎フィギュアにはないイメージに見えるよう製作させていただきました。術式発動の瞬間の迫力だけでなく、彼女の内面的な強さが表情やポージングからも表現できたのではと思っています。

——「簪」のエフェクトについて。

「簪」はアニメでもかなり独特の色使い、透明感などを持ち合わせたエフェクトで表現されているため、そのイメージを崩さないよう注意しつつ、造形の形状から彩色の色使いまでこだわりました。また、このフィギュアは、フィギュアとARが連動して楽しめるように開発しています。「Play AR」というアプリでフィギュアを認識させるとキャラクターボイスが聞けたり追加のエフェクト演出が楽しめたりする機能なのですが、その演出がより効果的に見られるようにというのも意識しています。具体的には、ARエフェクトで色や光の演出があっても、パーツ自体の色味が殺されないように注意して彩色しています。

——本作を見ると、少し胸を張って立っているように見えるのですが…。

該当の場合は、背後から襲い掛かる敵に対してクールにとどめを刺すというシーンのため、その瞬間のインパクトを強調して見せられるよう立ち姿のフォルムバランスに気を配りました。衣装も、そのシーン時の状況を隅々まで表現方法を考えて造形を進めています。

——一番の見どころを教えてください。

シーン再現を意識し、細部までつきつめた全体の造形はもちろんですが、キャラクターボイスが楽しめるAR機能もあわせてご期待をいただけましたらと思います。

——使用されたツールなどがありましたら教えてください。

「ZBrush」などを使用して制作しています。

——最後にファンの皆さまや購入をご検討中の皆さまに一言お願いいたします。

今までリリースしてきたS-FIREのフィギュア同様に、全体の造形バランスはもちろん、表情、服の質感、エフェクト、敵の爆散状況など、飾りやすいサイズ感のなかに数え切れない情報量を詰め込んできました。さらには、ARという付加価値とあわせ、今まで見たことがない釘崎野薔薇フィギュアとして確立できていると確信しておりますため、ぜひご期待くださいませ!

 

 

商品情報

呪術廻戦 フィギュア 釘崎野薔薇

・仕様     :PVC、ABS 塗装済み完成品 1/7スケールフィギュア
・サイズ    :全高約250mm
・販売方法   :受注生産
・予約受付期間 :2023年11月30日~2024年1月31日
・発売時期   :2024年11月予定
・価格     :26,400円(税込)
・対象年齢   :15歳以上
・発売元    :株式会社セガ
・原型     :株式会社ピンポイント
・彩色     :アンドウケンジ×ピンポイント
・撮影     :PHOTO STUDIO Chocot

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 

 

Profile

企画・制作・販売:S-FIRE(株式会社セガ)