とてもキュートで愛らしいぬいぐるみを制作している茶々さん。

思わず撫でたくなる可愛いウサミミちゃんや、オーダーで制作されたドラゴンの子などたくさんの子たちを大切に手がけています。投稿する写真であなたも癒されること間違いなし！

今回、茶々さんに作品の制作秘話をお聞きしました！

INTERVIEW　茶々

——制作のきっかけを教えてください。

仕事で疲れていた時期に突然こういう存在と暮らしたくなったのですが、作家さんからお迎えするのはすごく競争率が高くて時間がかかりそうだったのでとりあえず自分で自分用に作ろうとしたのが始まりでした！そのとき作った子がとても好評で、欲しいという声をたくさんかけてもらったので今も作り続けています。

初期制作時

現在の姿

——カイコやドラゴンなどをモチーフにしている理由は？

かわいいからです！

——やはり注目は「顔」だと思うのですが制作時にこだわられていることを教えてください。

顔が良くできるとその後の作業も楽しくなるので頑張って作ってます！長時間見続けていると自分の見え方にフィルターがかかってくるのでスマホのカメラ越しに歪んでいないかチェックしています。

——可愛らしい大きな瞳はどのように作られているのでしょうか？造形やペイントのこだわりを教えてください。

レジンだったりグラスアイだったり市販のものだったりします。目は顔の中でも特に印象に関わる部分なので頑張っています。
人間の化粧と同じで、目の周りや頬がほんのり赤みがかっているととかわいくなります！

——「可愛い顔」にするコツはありますか？

今作っている顔は大体自分の手癖みたいなものなので、手に染み込むくらい自分の好きな顔を作るといいと思います！

——全体的に「耳」を大きく制作されている理由。

耳が大きいとかわいいからです！

——使用されている道具や素材を教えてください。

粘土は軽量粘土や樹脂粘土を使っています。
ファー生地は最近は海外から買っていることが多いです（質感に大きく関わるので合ったものを探すのはとても大事です）。ハサミを2,000円くらいの良いハサミに変えたらすごく作業が快適になったのでおすすめです！作業中は生地のカットの際などに細かい毛が大量に舞うので、空気清浄機とか吸塵機があると良いと思います！

——テーマカラーはどのように考えて制作されているのでしょうか？

︎元ネタがない時のカラーはなんとなくです。元々オリジナルキャラクターを作るのが好きだったのですが、たくさん考えると引き出しが増えてデザインとかカラーリングをまとめやすくなると思います！

——制作時間はどれくらいかかるのでしょうか？

︎短いと一週間くらいで、長いと一ヵ月くらいかかることもあります。基本的にはいくつかを同時並行で作業しています。

——制作中に大変な作業はありますか？

——デザイン画を描いてから作られているのでしょうか？

デザイン画はオーダーの際などにイメージを擦り合わせるために描いたりします。作ってから個人的に考えた設定などの補足資料として描くこともあります！

後から設定の補足みたいに描いたものもあるのですが、すでに同じものが他の方の作品であったりしないか事前にざっくりとは調べています。

——ワークフローを教えてください。

①頭を作る
②乾かす
③毛を生やす
④合流
⑤骨格を組む
⑥手足を作る
⑦頭ができたら装着
⑧体を縫う
⑨尾を縫う
⑩耳を縫う

ざっくりとこんな感じです。乾かす時間に他のものを作り始めたりもします。

——茶々さまから見てお気に入りの作品はありますか？

いいねが一番多かったのはウサミミのカイコガなんですが、個人的には初めて作った子が今でも好きです。
これまで何度も作り直していますが、その度に技術的に向上しているのを感じられます。

レジンして、ツノ付けて、若干前足が動くようになった pic.twitter.com/ktELyC1E8T

— 茶々 (@tyairononeko) May 3, 2019

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茶々