2025.04.22

【アート&イベントNEWS】特別展「映画『もののけ姫』から学ぶ考古学」、4月26日より開催!物語に登場する器物を体験しにいこう!

特別展「映画『もののけ姫』から学ぶ考古学」が2025年4月26日(土)より、大野城心のふるさと館3階企画展示室(福岡県・大野城市)にて開催決定!本展は映画『もののけ姫』のストーリーに導かれながら、物語の中に登場する器物を実際の考古資料で展示。さらに、講演会やワークショップも実施予定となっているのでぜひこの機会をお見逃しなく!

 

 

見どころ

映画『もののけ姫』のストーリーに導かれながら、物語の中に登場する器物を実際の考古資料で展示します。例えば、アシタカが使う刀や「雅な椀」、サンが身に着けるアクセサリーの他、フランキ砲や隼人の盾など、映画のモデルとなった資料を考古学的な視点で多数紹介します。また、映画『もののけ姫』の舞台である「タタラ場」を大野城市の国指定史跡「牛頸須恵器窯跡」に見立て、自然と文明、環境と人間との関わり改めて見つめ直すきっかけとします。

展覧会構成

第1章「東と北の間より」

映画『もののけ姫』の主人公アシタカは、東北北部のかくれ里に住む「蝦夷」の子孫という設定です。「蝦夷」とは、古代の東北住民に対して律令国家(大和朝廷)がつけた名前で、「まつろわぬ民」として支配すべき対象だとされていました。奈良時代の終わり頃から平安時代のはじめ頃、律令国家と「蝦夷」との間に激しい戦争があったことが知られています。戦争で捕虜となった「蝦夷」たちは、九州をはじめ日本列島の各地に強制的に移住させられました。

大野城市でも奈良時代の東北地方と関連する土器が発見され、古代に「東と北の間」から来た人々がいたことが明らかになっています。
ここでは、アシタカやサンの道具や身につけているものなどを実際の考古資料を通じて紹介し、その背景を探ります。

第2章「中世の風景」

アシタカが旅の途中で立ち寄った「まち」は、中世の絵巻物「一遍上人絵伝」の福岡の市(岡山県瀬戸内市)や草戸千軒町遺跡(広島県福山市)がモデルです。まちでは、市がたっており、様々な商品が売買され、中世における活発な経済活動を物語ります。

また、まちのはずれにある農村地帯では、小さく不定形の水田が描かれています。同じような中世の小区画水田は大野城市の鎌倉時代の遺跡でもみつかっており、中世における農地開発の進展がうかがえます。

ここでは、大野城市や周辺地域の遺跡でみつかった資料を紹介し、中世の暮らしぶりについてみていきます。

第3章「森とタタラ場、双方生きる道はないのか?」

映画の主要な舞台である「タタラ場」は鉄をつくる施設です。鉄は人類の生産力を飛躍的に高めた一方で、人類の欲望も飛躍的に増幅させました。また、鉄をつくることは、森を削り山を削ること、つまり自然環境を大きく破壊することでもあります。鉄づくりと同様に土器づくりも人間の生活を豊かにする反面、自然環境に大きな負担を与えました。

ここでは森と人間との関係を示すような考古資料を紹介し、両者の関係性について考えていきます。

 

関連イベント

講演会「考古学で読み解く『もののけ姫』」

日時・内容
① 5 月 10 日(土) 午前 11 時〜正午
「東と北の間より―九州北部における蝦夷・俘囚の痕跡を探る―」

②5 月 31 日(土) 午前 11 時〜正午
「押しと〜る ! ―大野城市の中世の村と暮らし―」

③6 月 14 日(土) 午前 11 時〜正午
「森とタタラ場、双方生きる道はないのか? ―牛頸須恵器窯跡の須恵器生産から、人間と森との関係について考える―」

講 師:上田龍児(大野城心のふるさと館)
会 場: M2 階 講座学習室
参 加 費:無料
定 員: 80 名(応募多数の場合は抽選)
申込期間: 4 月 7 日(月)〜 4 月 30 日(水)

 

ワークショップ「子どものための『もののけ姫』から学ぶ考古学」

日時:5月5日(祝・月)
①午前10時〜正午
②午後1時30分〜3時30分

会場:3階企画展示室(ギャラリートーク)、2階講座学習室(ワークショップ・講座)
対象:小中学生(小学3年生以下は保護者同伴必須)
参加費:200円(別途、特別展観覧料必要)
定員:各回30名(応募多数の場合は抽選)
申込期間:4月7日(月)〜4月24日(木)

ギャラリートーク

日時:
4月26日(土)午前11時〜、午後2時〜
4月27日(日)午前11時〜、午後2時〜
5月1日(木)午前11時〜、午後2時〜
5月2日(金)午前11時〜、午後2時〜
5月4日(祝・日)午前11時〜、午後2時〜
5月6日(振休・火)午前11時〜、午後2時〜
5月10日(土)午後1時〜
5月17日(土)午前11時〜、午後2時〜
5月24日(土)午前11時〜、午後2時〜
5月31日(土)午後1時〜
6月14日(土)午後1時〜

会場:3階企画展示室(3階企画展示室前ホワイエに集合)
参加費:無料(別途、特別展観覧料必要)

 

クイズラリー

日時:4月26日(土)〜6月15日(日) 午前9時〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
会場:3階企画展示室
参加費:無料(別途、特別展観覧料必要)

 

開催概要

令和7年度春季特別展「映画『もののけ姫』から学ぶ考古学」

会期:2025年4月26日(土)〜6月15日(日)
会場:大野城心のふるさと館3階企画展示室(福岡県大野城市曙町3丁目8-3)
開場時間:午前9時〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日、振替休日の場合、翌平日)
主催:大野城心のふるさと館、大野城市
観覧料:一般500円(450円)、高・大学生100円(50円)、中学生以下無料
※()内はここふる友の会会員料金、20名以上の団体料金
※障害者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料。
※5月18日(日)は「国際博物館の日」記念で観覧料無料
※タイトルに㈱スタジオジブリの映画『もののけ姫』を使用していますが、本特別展は著作権法の範囲内で開催するものです。