【原型師INTERVIEW 】唸る『双竜閃』!緊迫感あるシーンを思い起こさせる造形 「るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー」緋村剣心フィギュアインタビュー!
TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」より「緋村剣心」が原作者・
INTERVIEW
——本作の企画の経緯を教えてください。
——『双龍閃』を繰り出すシーンを立体化されたということですが、どのようなことを意識をしてポーズ制作をされたのでしょうか?
Salle cato:フィギュアとして映える立体的躍動感と、目にした時に原作のシーンを思い起こさせるような説得力を目指しました。そのためにも原作漫画と実写映画を何度も見直しつつ、自身で模造刀を振るうなど、技の感覚を頭と体に叩き込んで制作を進めました。
——顔造形について。
Salle cato:特に表情に力を尽くしました。技を繰り出す瞬間の気迫と力強さを感じていただけたら幸いです。
——割れている腹筋の造形について。
Salle cato:緋村剣心というキャラクターの肉体造形を前提に、現実の剣術や武術を扱う方々の筋肉造形を参考にさせて頂きました。彼の超人的な動きを可能にする軽やかさと、純粋な筋力。それらの熱量を着物からのぞく腹筋や、刀を振るう前腕に注ぎ込みました。
——逆刃刀と鞘について。
Salle cato:逆刃刀の最大の特徴である刀身、その刃の厚みや全体のバランスに気をつけました。美しい塗装のおかげで、より本物のような存在感が生まれたことが嬉しいです。
——髪の毛の動きについて。
Salle cato:髪の流れはポーズにさらなる躍動感を与えてくれる重要な要素なので、担当の方とやり取りを重ねました。その結果、最も双龍閃の空気感を良いものにしてくれる髪に仕上がったと思っております。
——着物の動きやシワについて。
Salle cato:一見しただけでもフィギュアの世界観を楽しめるよう、キャラクターとその動きへの馴染みを意識して作りました。この着物の動きとシワ表現がキャラクターの魅力を陰から支えられていたら何よりです。
——台座について。
Salle cato:台座自体はシンプルですが、よく見ると戦いの痕が刻まれています。この傷痕おそらく……とぜひ夢想してみてください。
——本作はアナログ、デジタルどちらで制作されたのでしょうか?
Salle cato:こちらはデジタル制作でZBrushを使用しております。
——本作は和月伸宏先生が監修されたということですが、どんなところに注目されていたのでしょうか?また、先生がこだわられていたところなどがありましたら教えてください。
——原型師様から見て本作のイチオシポイントは?
Salle cato:剣心が放った双龍閃から鋭い風を感じられるような空気感です。造形に込めた情報量も多いので、ぜひいろいろな角度から鑑賞してみてください。特典の叫び顔も、付け替えると全体がひと味違って見えるので面白いですよ。
——最後に、購入を検討されている方やファンの皆様に一言お願いいたします。
Salle cato:この度は『るろうに剣心』という愛され続ける不朽の名作に携われましたこと、大変光栄に思っております。「ARTFX J 緋村剣心」が、少しでも皆様の“るろ剣ライフ”の支えとなりましたら大変嬉しいです!
商品概要
るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー
シリーズ:ARTFX J PVC塗装済み完成品フィギュア
スケール:1/8
製品サイズ:全高202mm(台座含む)
製品使用:塗装済み完成品フィギュア(一部組み立てフィギュア含む)
素材:PVC(非フタル酸)・ABS
対象年齢:15歳以上
原型製作:Salle cato
©和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会
Profile
Salle cato(サルカト)
幼少時からものを作ることが好きで、小学生で初めてオーブン粘土に触れる。約3年間フィギュアメーカーにてアルバイトをしつつ、アマチュアディーラーとしてワンダーフェスティバルに参加。以降フリーランスの原型師として活動中。
X(旧Twitter):@sc_coude333