【原型師INTERVIEW 】担当者と着付け師それぞれの愛が溢れる……『魔法少女まどか☆マギカ』まどか&ほむら制作秘話フィギュアインタビュー!

劇場版『魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』より鹿目まどかと暁美ほむらが日本人形フィギュアとなって登場!本作は和洋折衷をテーマに立体化。今回本作の企画を担当されたフリューのななみんさんにお話しをお聞きしました。

 

 

INTERVIEW

——「日本人形フィギュア」シリーズが始まったきっかけとは。

当時の担当者が新しい『F:NEX』の商品シリーズを展開したいと考えていた時に、日本の伝統芸能に注目していたらしくて。そこで「日本人形とアニメフィギュアがコラボしたらいいんじゃないか」というところから吉徳さんにお声がけをさせていただいて、2020年頃からシリーズが始まりました。

——キャラクターの選定方法とは。

基本的にどうしても高価格の商品になってしまうので、30~40代以上の方をターゲットにしています。
また、通常のスケールフィギュアは中国に売れるかどうか、というところが結構重視されるんですが、「日本人形フィギュア」の場合だと日本で売れるかどうかを重視してアニメ作品とコラボすることが多いですね。

——本作の企画の経緯について教えてください。

もう単純に「魔法少女まどか☆マギカ」フィギュアやりたい!それだけです(笑)。いろいろな作品とコラボしていて、長年愛され続けているアニメ作品かつ可愛いキャラクター……「まどか☆マギカ」!となって。めちゃめちゃ単純です(笑)。

——前回のワンフェスで展示されていたものと少し変わったような気がしたのですが……。

これは異例中の異例で、原型から全部変えました。2月のワンフェスで展示したんですが、見たときに「う~ん」と全員納得していなくて。今回初めて和洋折衷に挑戦したんですが、和ロリというかブリブリなフィギュアになってしまって。ワンフェス近くのカフェで集まって、吉徳さんたちと緊急会議をしまして「やり直しましょう」となりました。

開発期間は過去最長で、めちゃくちゃ長かったですね。通常だったら4ヶ月くらいですが、デコマスだけで8ヶ月かかりました。

——生地の柄から作り直されたんですか?

生地の柄を変えるとなると、もっと時間がかかってしまうので「どうしようか」となりまして。もともと生地自体は版元さんに気に入っていただけていたのですが、前回は派手さ重視でバブリーな感じで作ってしまっていたので、生地はそのままで取り方を変えて、シンプルだけど華やかに見せられるように「このくらいの生地の取り具合にできませんか」と吉徳さんに掛け合って今の感じになりました。

——着物のデザインについてそれぞれ教えてください。

まどかのイメージカラーであるピンクをほむらの生地に入れたり、逆にほむらのイメージカラーである紫をまどかの生地に入れたりしてお互いに感じられるようにお互いの色を入れています。

あとは、まどかが使用する武器に薔薇がついているのですが、そのイメージがあったので吉徳さんに薔薇の生地がないか探していただいたり、ほむらはかっこいいけど可愛さもあるキャラクターだと思っているので、落ち着いた感じだけど華やかに見える生地を選びました。

——版元さんはどんなところにこだわっていたのでしょうか?

せっかくの吉徳様とのコラボなので、着物が一番華やかに見えるようなコーディネートにしてほしいということでした。なので前回ワンフェスで展示したのを見たときに「ちょっとこれは…」となって。着物が一番に見えないので、前回まどかにはリボンの髪飾りが両方に付いていたのですが片方だけにしたり、色数も少なくしてトータルで綺麗に見えるようにしました。

——うしろの帯の結び方も吉徳さんからの案なのでしょうか?

そうですね。着物の帯の結び方とかは着付け師様の想いを入れさせていただいています。私が帯揚げ部分のレースを選定させていただいて最初は普通にまっすぐの状態だったんですが、実際上がってきたときにひねりが入っていて「あっなるほどね!こういうことをすれば華やかになるのか」と。あとは微調整とかも着付け師様にお願いしています。

——二人の表情について、何かこだわったことはありますか?

吉徳様と作るときに「二人が幸せな世界線みたいなのがいいよね」と話し合って、超絶笑顔というよりかは微笑みくらいの感じを意識しました。

——ポーズについても何か意識されたことはありますか?

二体並べて飾ると本当に素晴らしいのですが、お値段がお値段ですので、一体だけでも十分美しく成立するようなポージングを意識しました。

あとは通常のスケールフィギュアだと、S字曲線で動きのあるフィギュアにすることが多いんですが、逆に「日本人形フィギュア」でS字曲線にしてしまうと着付けのときに着物にシワができてしまって、着崩れた印象になってしまうので、基本は素立ちにしています。でもあまりにも素立ちすぎるとシンプルに見えてしまうので、素立ちだけど手に動きを入れたり、なるべく華やかに見えるようにしています。

——それぞれ持っている、鞠と巾着について。

原型を新しく変えるとなったときに、鞠の意味が「良縁を結ぶ」「円を結ぶ」の意味があって、まどかのイメージと合うなと思い、まどかには鞠を持たせました。

ほむらは何にしようかなって思ったときに「せっかくだからキュゥべえをどこかに入れたいよね」となりまして、キュゥべえの巾着にしました。

——髪型について。

まどかは、普段ツインテールなんですが、着物なのであまり可愛すぎる方向にはしたくなかったので片方だけにしました。

ほむらは、劇中で髪の毛を払うシーンが好きで、それを感じるような髪型にしたかったので、広がりあるロングヘアーにしました。

——ワーフクローを教えてください。

1企画を版元様に提出しOKをもらう。
2吉徳様に依頼をする(着物のイメージを擦り合わせる)。
3フィギュアをある程度制作したあと、着付け師様が仮で着付けを行う。
4残りの髪飾りなど細かい造形を完成させる。
5フィギュアを彩色。
6彩色完成後着付け師様に本番の着付けをお願いする。

これで一年はかかりますね。

ざっくりですが、企画〜お客様に商品が届くまでで、最低2年かかります。企画~受注開始が1年、量産〜お客様に届くのが1年になっています。通常のフィギュアで大体1年8ヶ月かかかるので、それよりはちょっと長い期間になってます。

——原型が完成するまではどれくらいかかるのでしょうか?

ものによりますが、2、3ヶ月くらいになります。
やはり着物のほうが時間がかかるので、着物の色味を一部だけ変えたいとなった場合、色を染め直すだけで1ヶ月かかるんですよ。監修の際に「こっちがいいです」と言われた場合着物を作り直し、そこから再度着付け直す必要があるので、再度監修してもらうためには2か月はかかります。そこが結構時間がかかりますね。

——最後に購入を検討中の方やファンの皆さまに一言お願いいたします!

手作業で行っており、こだわりがつまったフィギュアとなっていますので、価格に見合ったクオリティでお届けします。ぜひお手元でご確認いただけたら嬉しいです!

 

 

商品概要

【商品名】吉徳×F:NEX 鹿目まどか-日本人形- 1/4スケールフィギュア
【SKU】AMU-FNX1084
【販売形態】完全受注販売
【商品サイズ】全高:約430mm(台座含む)
【素材】ATBC-PVC、ABS、レーヨン、ポリエステル、アセテート、ボール紙、ケブラー、コットン、ポリウレタン、ユリア樹脂、ダイキャスト
【仕様】塗装済み完成品
【原型】モワノー
【彩色】B_Sachi
【衣装/着付け】吉徳
【撮影】Vaistar studio
【予約受付期間】2024年10月03日0:00〜2024年12月09日 23:59
【お届け時期】2025年12月 発送予定
【ブランド】F:NEX
【商品タイプ】日本人形フィギュア
【発売元】フリュー株式会社
【販売元】フリュー株式会社
 
 
【商品名】吉徳×F:NEX 暁美ほむら-日本人形- 1/4スケールフィギュア
【SKU】AMU-FNX1094
【販売形態】完全受注販売
【商品サイズ】全高:約430mm(台座含む)
【素材】ATBC-PVC、ABS、レーヨン、ポリエステル、アセテート、ボール紙、ケブラー、コットン、ポリウレタン、ユリア樹脂、ダイキャスト
【仕様】塗装済み完成品
【原型】モワノー
【彩色】B_Sachi
【衣装/着付け】吉徳
【撮影】Vaistar studio
【予約受付期間】2024年10月03日 0:002024年12月09日 23:59
【お届け時期】2025年12月 発送予定
【ブランド】F:NEX
【商品タイプ】日本人形フィギュア
【発売元】フリュー株式会社
【販売元】フリュー株式会社

 

©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

Profile

フリュー株式会社 ななみん

フィギュア開発担当歴:約1年半
高本質ホビーブランド『F:NEX』を中心に様々なIPのアイテムを制作し、現在は『F:NEX』と“お手軽価格”なフィギュアブランド『TENITOL』の企画・開発も担当する。